2023年8月19日

~第六天神社~織田信長ゆかりの神社の不思議な由来~

投稿者: のんきまる

第六天神社とは

第六天神社は関東に多いです。

第六天魔王(他化自在天)を祀っています。他化自在天はもともと仏教の神様で、日本由来ではないのですが、神仏習合の際に創建されたそうです。

<豆知識>
天とは、サンスクリット語のテーヴァの音訳で天上界、またはそこにいる最高最勝の存在(有情といいます。)自体を指します。
六欲天(四大王衆天(四天王)、三十三天(そこの主が帝釈天)、夜摩天、兜率天、楽変化天、他化自在天)の上に、四禅天に大別される色界に含まれる天があり、その上に無色界に含まれる四無色天があります(その一番上位が有頂天)。

明治時代の神仏分離令の影響を受けて、その祭神が面足命(おもだる)、惶根命(あかやしこね)などの第六代の日本の神様に変更されています。

しかしもともとは第六天の魔王、他化自在天です。

第六天の由来は、仏教における天の内、欲界の六欲天の最高位にいることからその名があります。

身長は3里もあり、寿命は1万6千年もあるそうです。

あの武将との意外な関係

さてそんな、他化自在天ですが第六天魔王という名前で歴史上有名な人物と関係があります。

それがあの、天下統一目前で本能寺の変で明智光秀に討たれてしまった織田信長なんです。

織田信長は生前から神になることを望んでいたとされています。そして自らを第六天魔王と名乗りました。※

第六天魔王は天魔※とも呼ばれ、仏教修行を妨げている悪魔ともされています。

仏教勢力と戦ってきた自らを天魔になぞらえてそう呼んだのでしょうか。

また、日本には神の子孫とされている人物がいます。そう天皇です。

信長自身が神となることで天皇と対抗しようとしたのでしょうか。

ちなみにこの第六天神社、関東にはまぁまぁあるのですが、西日本には全くないそうです。

その理由は織田信長が熱く信奉していたこともあり、そのあとに天下を取った秀吉がそれを嫌い神社を破却したということだそうです。

神社を見ると歴史のこともわかるので面白いですね。

※ルイスフロイスの日本史に記述があるそうです。

※天魔と他化自在天が同一の存在だとするのは仏祖統記に記述があるそうです。

なぜ魔王と呼ばれる存在を祀るのか?

前述したとおり第六天魔王は魔王の名の通り仏教修行を妨げるものとされています。

ではなぜそんな魔王が神社で祭られているのでしょうか。

それは他化自在天の性質にあります。この天に生まれた存在は他のものが生み出した楽事を自分の楽とすることができるといわれています。

それが由来で他化自在天の名があります。

ポイントはこの楽事です。

神社にお参りするのはご利益が欲しいからですよね。

人々はその楽事を自らのものとする他化自在天の力にあやかろうとしたんですね。

魔王を祀る神社があるのにも理由があるのです。

第六天神社の総社は?

第六天神社の総社は香取市にある山倉大神(だいじん)だとされています。

山倉地区に鎮座し、創建は弘仁2(811)年悪疫対策で第六天王を勧請したのが始まりとされています。

明治の神仏分離のころに山倉大神と名乗り始めたそうです。

第六天王は観福寺に遷座されたので今は第六天王を祀ってはいないそうです。

住所は千葉県香取市山倉2347です。

興味のある方は行ってみてください。

まとめ

信長と第六天神社の不思議な由来他でした。