2023年2月18日

日本で見つかった人骨(日本人のルーツとは)

投稿者: のんきまる

縄文時代以前の人骨としては、高校などの学習範囲としては港川人骨と浜北人骨を押さえておくといいと思います。

港川人骨

簡単な特徴を下記に記します。

男性1人と女性4人の人骨が発見されたのですが、男性のものは体がほぼ完全に残っているので有名です。

浜北人骨は当初、縄文人の祖先であるととらえられていました。しかしその後の再調査によりあまり似ていないことが判明し、どちらかというとベトナム北部のハンチョー人や、インドネシアのワジャク人に特徴が似ているということで、どうもそちらのほうから来た人だということです。

浜北人骨

浜北人骨の特徴です。

また、1931年に直良信夫によって明石市で発見された明石人骨という人骨があったのですが、これは戦争で焼けてしまいました。今は石膏模型のみ東京大学にのみ残っています。これは当初原人の特徴を有していると話題になり、明石原人と呼ばれたのですが、その後の調査により新人の骨だと考えられています。

レベルアップ 三ケ日人

静岡県浜松市の採石場で1951年に鈴木尚らによって発見された化石人骨は、縄文人と似た特徴を持っていたということです。